映画の再現?
昔は色々な所にゴミ箱がありました。
街を、公共の施設をきれいにしましょうということでした。
でもゴミ箱に異物(家庭ごみ~爆弾まで)を入れるので
次第になくなってきて、今ではほとんど見かけなくなってしまいました。
この話はまだゴミ箱がいたるところに設置してあった頃の話です。
その子供を仮にAクンとします。年齢は小学校3,4年生でしょうか?
その子供は久しぶりに電車に乗ったのです。
車が発達した今日、電車に乗る機会は減りましたよね。
Aクンは久しぶりに乗る電車に興奮を抑えられませんでした。
電車が近付いてくるアナウンスが流れると
興奮が次第にピークになっていきました。
電車に乗り込んだのは当然先頭車両。
ドアが閉まり出発進行。
約30分にわたる電車の乗車はAクンにとって至高の時間だったと思います。
あっという間に目的地に到着ました。
Aクンは名残惜しそうに電車から降りました。
しばらく歩いてAクンはゴミを何気なく
“ ポイッ ”と捨てたのですが・・・
前を歩いていた両親。
後ろから異様な雰囲気と声が聞こえたのに気がつきました。
何かわめくような、叫ぶような、助けを求めるような・・・
振り向くと目の中に信じられないような光景が飛び込んできました。
A君はゴミと一緒に切符まで捨ててしまったのです。
彼は切符を拾おうとしたのですが・・・
不覚にもゴミ箱に
上半身を突っ込んでしまって、
つまり上半身をゴミ箱に突っ込んで
逆さになってしまって・・・
足をバタバタさせていて・・・
助けを求めているわが子の
それはもうあられもない姿が
そこにあったのです。
その姿を見て不覚にも両親はこう思ってしまったそうです。
これじゃあ、
映画のワンシーンと同じだ
もちろんその映画とは当時一世を風靡していた
“犬神家の一族”です。
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